戸塚南小エコクラブ


 斜面林を中心とした自然体験学習の発展、綾瀬川フィールドワーク、学校ファーム、学校ビオトープの発展を願って発足しました。今年で3年目となります。エコクラブ会員児童216名 サポーター54名 教師3名となっています。


活動の目的


 戸塚南小学校ではエコスクールとして様々な環境活動にとりくんでいる。学校南側に位置する斜面

林は学校のビオトープという位置づけで、児童は学習や遊びを通して親しんでいる。こうした観察、

ツリークライミングという自然体験学習をさらに発展させて、竹林管理をとりいれて地域で斜面林を

豊かな林に育てていく。タケノコとりも地域で行い、伐採した竹はものづくりに利用して活用する。

 地域を流れる綾瀬川と親しむ活動も今年度は水辺の安全講座ということで大きく充実させる。ボー

ト探検からカヌー教室も開催する。学校の空き地に池をつくって植物を植えての学校ビオトープ。学

校ファームとしての屋上農園づくりにもとりくむ。地域へとひろがりをもちながらエコクラブとして

様々な活動を展開する。


おもな取り組み (事業スケジュールを含む)
・学校南側の竹林管理。春はタコノコとりを実施し(4月)、年3回竹林の伐採を行う。
「綾瀬川を愛する会」と協力して、綾瀬川の生き物調査を行い、採取した魚等を飼育と観察、記録する。(6月)
学校屋上を活用して、学校ファームをつくる。緑化栽培活動を行う。(5月)
斜面林での落ち葉から腐葉土をつくり、カブトムシ飼育。(8月)
ツリークライミング、自然体験学習。(8月、10月)
綾瀬川フィールドワークでの川の生き物調査。ボート体験、カヌー教室、水 辺の安全講座開催。植物調 べ、虫探険、バードウオッチング教室の開催。
南小まつり(10月)において斜面林で自然観察会、ツリークライミング教室 の開催。ものづくり教室等 エコイベントの実施。

現状・問題点
・昨年度からの取り組みに加えて、今年度は斜面林に親しむ活動から、斜面林を育てる「竹林管理」へと活動を発展させる。タケノコとりを楽しみながら竹の間引きと斜面林の自然観察を行う。伐採した竹は地域のおまつりで「ものづくり」の活用として活用していく。昨年の池づくりも、さらにビオトープとして植物をうえて様々な生き物が生息できる環境に整えていく。学校の屋上で緑化栽培活動を行い、エコクラブの農園をつくる。これらの実施にあたっては、外部講師の要請が必須であるが、財政的な余裕がなくボランティアでの無償の活動としてお願いすることが多い。

活動の必要性

・地域に残された貴重な自然としての斜面林、地域を流れる綾瀬川周辺の自然はどちらも地域の宝ともいうべきものである。学校の教材から地域の文化財として位置づけていきたい。そのためにも、専門家、外部講師、地域のボランティアを積極的に招請し、これまでの活動をさらに充実させたい。そして、この活動を地域へと情報発信して、ひろげていく必要がある。

活動の願い
学校内にとどまりがちな自然・環境体験活動が本事業によって、地域全体の活動として認知され、ひろがり、深まっていくと確信している。斜面林、綾瀬川周辺の自然を積極的に価値あるものとして位置づけて地域の文化財としていくことができる。
次代を担う子どもたちに豊かな自然体験学習を経験させることにより、地域の自然を大切にする次の時代を担うリーダーを育成できる。